今回は「自然を通じたストレスフリーイベント」を開催する株式会社PONO代表の杉本九実さんからインタビュー形式で応援メッセージをいただきました。

 

 

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杉本さんの取り組みの活動について教えてください。

 今年の4月に立ち上げた株式会社PONOでストレス予防に取り組んでいます。具体的には、自然とふれ合うイベントや旅を通してストレスケアを提供したり、経営者や社員向けのメンタルヘルス研修・セミナーを開催したりしています。これまでは、静岡県の初島(10人)、御蔵島(5人)、栃木県益子町(5人)などでストレスフリー自然イベント開催しました。

 

自然と触れ合うイベントは旅行会社も提供していると思いますが、PONOのイベントの特徴はなんでしょうか?

 PONOのプログラムはただ自然に触れ合ったり遊んだりするだけではなく、参加者の方たちが気付かないうちにストレス対処能力が身に付くような工夫をしています。ストレス解消には交感神経と副交感神経のバランスをうまくとることが重要なのですが、交感神経は活動的なときに、副交感神経はリラックスしているときに刺激されます。ですから、PONOではこの2つの作用がバランスよく得られるようなプログラム構成にしています。

 例えば、今企画しているのは、脈拍や血圧、ストレス度などを測定し、ストレスについて考え、日頃の仕事についても振り返ってもらい、自分にとってのストレスとは何かをつかんでもらった後に自然とふれ合う時間を設けています。そうすることで、自分のストレス状態を客観的にとらえてストレス状態の変化に敏感に気付くことができるようにもなります。

 PONOのイベントに参加して「癒されたな」ではなくて、「自分はこう変わった」と実感してもらいたいと思っています。

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なぜ、ストレスケアが必要だと思ったのですか?

 私は大学を卒業して看護師として働いていました。看護師は人の命を預かる仕事なので知らず知らずのうちにストレスがかかっていたのだと思います。あるとき、ストレスが原因で心身に異常が出てしまいました。そのときに、偶然友達に誘われて行った自然あふれる場所でゆっくり過ごしていくうちに、ストレスが減っていくのを感じて、自然の力をストレスに悩む人たちの一手段として活かしたいと思うようになりました。

 また、現在はPONOの事業の一環で、保健師として大手企業のメンタルヘルス対策に携わり、実際にストレスが高い社員の方々と面談や教育などをしていますが、ストレスケアが十分にできていない方があまりにも多いと感じています。

 

現在の産業医などが提供しているストレスケアの問題点があるということでしょうか?

 面談やカウンセリングも効果はありますが、日常的なストレスケアとか、ある意味のガス抜きがもっと効果的に、仲間と共に楽しくできるような場やしくみが必要だと思っています。

 社会人の方はストレス解消法が飲酒や喫煙、過食などに走りがちです。それは自分にあったストレス解消方法を知らないから簡単なものに走りがちなのだと思います。飲酒や喫煙などは一時的なストレス解消の効果はありますが、それが続くと生活習慣病の原因にもなります。対処療法ではなく、自分自身の行動を変えていかないとストレスと長く向き合っていくのは難しいのです。

 

ストレスフリーイベントを開催する杉本さんとして、りーふに期待することを教えてください。

 労働安全衛生法という法律の改正案が衆議院本会議で可決されて、2015年からは企業は社員のストレスチェックに今まで以上に取り組む必要が出てきました。ですから、ストレスチェックは今後需要が大きいと思います。しかし現状は、一人ひとりにあったストレスケアが提供されているとは言えません。りーふは一人ひとりにマッチしたストレスケアの提供という意味で大きな可能性を秘めていると思います。

 PONOはストレス予防の手段として自然の中で活動していますが、他にもストレス予防の活動がもっと広がれば、ストレスを抱える人たちにとっての選択肢が増えると思います。選択肢が増えれば、自分に合ったストレス予防法を選べるようになり、より効果的なストレス予防が提供できるようになってくるはずです。

 

りーふとしても頑張っていきます。ありがとうございました。

 

 

杉本九実
株式会社PONO 代表取締役
看護師・保健師

1985年生まれ。順天堂大学卒の保健師・看護師。 憧れだったICU看護師となるが、理想と現実のギャップ、過労、ストレスにより心身のバランスを崩し、バーンアウト状態と診断され休職。 休職中に訪れた旅で自然とふれ合う経験を通して自らのストレス状態が軽減されていることに気付く。ストレスに悩む人に自然の力と看護ケアを融合させたストレス予防対策を提供したいと思い、2014年株式会社PONOを設立。 <受賞歴> 2013年、ソーシャルビジネスグランプリ2013冬、共感大賞受賞 <メディア掲載歴> WEBマガジンPlus-handicap(プラス・ハンディキャップ) にて連載中 。